板取引/成行注文と指値注文の入れ方
仮想通貨取引所の「取引所」で利用できる〈成行〉〈指値〉「買い」の手順を見てみましょう!
仮想通貨取引所の取引所にある取引板の見方をコンプリートしていただきましてありがとうございます!
今回は例として国内仮想通貨取引所の取引板を見て「成行」と「指値」を入れ、約定するまでをシミュレーションしてみましょう!
おさらい〈取引所〉の場所を再確認
アプリ・Webの〈取引所〉の場所を再確認
仮想通貨取引所の取引所にある現物の板取引とは!では〈取引所〉〈現物〉の場所がわかりやすい仮想通貨取引所をご案内しました。図を再掲載します。
入ってしまえばどこも取引に必要な作業動作(ポチっ)や用語は同じなので、今回は国内仮想通貨取引所会社(CEX)でBTCを買う手順を例に追ってみましょう。GMOコインさんをモデルにお借りしています。
取引所のわかりにくいアプリやサイトだとつらいよね
そうね、おすずめできないわ!
まあそう言わずに!
どこも一長一短がありますよね!
〈取引所〉へIN!
ログインして残高を確認
今回は「円」で「BTC」を買うシミュレーションです。
希望のBTCを買う十分な円があると想定して上図❶取引所 現物取引から入りましょう(資金が無くても入れます)。
取引所に入るとすでにBTCが選択されていました。(デフォルトでBTCが選択されていることは多いです)
買えるコインたくさん
いちおう一覧を見ておきましょう。
取引ペアは取引所やアプリによって表示の仕方や検索の仕方が異なります。
成行注文
今すぐ手軽に買える成行注文
成行注文は下図④、今現在取引されているど真ん中の価格に注目します。
買いたい数量と成行注文ボタンをポチっとすれば④または近い価格で約定します。
手軽さは販売所に近いかな?緑にマークしたところだけ触ればOK。
成行(なりゆき)で買い
①BTC(買いたい銘柄)になっているのを確認
銘柄のティッカー(シンボル/仮想通貨の略字)がうろ覚えだったり、ぼんやりしていたり…選択を間違えそうなことはよくあります!(無いの?)
②〈成行〉を押す
風任せ、成り行き任せでココロはスナフキン。
③〈買う〉で買いましょう
この時「私は円でBTCを買うのだ」としっかり意識しましょう。
取引というのはうっかりしていると買うのだか売るのだか認識があいまいなことがあります!(無いんですか?)
④〈注文板のド真ん中〉の価格を確認
今④に見えているのが、この板でこの時1BTC=9191918円で取引されてたってことです。
成行注文は購入ボタンを押せばこのあたりで買えるってこと。時間の経過でどんどん変わります!
④の数字が変わる前にポチっとしたつもりでも、わずかなタッチの差で2番手3番手と後ろに送られて、1番目の人がその瞬間の価格で約定します。
上がるか下がるかは相場次第なので「買い」が時間差で遅れても決して高くなるだけではありません。
⑤買いたい数量を入力します
入力欄の下に(最小0.0001~最大5BTC)とありますね。その範囲内で購入します。
「BTCを0.01枚買いたい」場合は「0.01」と入力します。
ほかの取引所では手持ち資産0~100%のスライダーを動かしてどのくらいを購入するか概算できて便利なものが多いですよ。
コンバーターでさっくりと、希望BTCが今現在何円かを調べて余裕の範囲内で入力します。
⑥確認して購入ボタン
確認画面ボタンの隣に確認省略のチェックボックスがありますが、最初は確認しましょう!
⑦ウォレット(口座)の確認をしよう
念のために仮想通貨口座と円資産の増減を確認しましょう。
この直後から、仮想通貨の値動きに乗じて口座全体の総資産が円換算されて増えたり減ったりすることになります!
成行だと緊張感なくていいわ
自分で決めにくいとき
あるもんねー!
指値注文
狙った価格で上手に!
指値(さしね)で買い
①BTC(買いたい銘柄)になっているのを確認
成行注文でも販売所でも、どんな買い方もこれは同じですね。
BTCなど見慣れていると間違えにくいのですが、XRPとXLMなどうっかり間違えそうなティッカーシンボルは要注意です。
中級者向け取引所アプリなどはBTC(ビットコイン)XRP(リップル)XLM(ステラルーメン)のようなカナ表示もありません。
②〈指値〉を押す
買いたい時は「安く買おう!」
売りたい時は「高く売ろう!」
決心しながらやさしく〈指値ボタン〉をポチっとしましょう
③〈買う〉で買いましょう
成行でも言いましたが、買うのか売るのか、しっかりと意志を持って、この例題の場合は〈買い〉です。
④買いたい数量を入れる
成行の⑤でお話したように、スライダーを動かしてどのくらい買うか決められるものが多いですが、コンバーターなどを利用して、どのくらいトレードしたいかを決めておくと良いですね。円/BTCコンバーターあります
⑤注文タイプ〈指値〉を押す
成行の時にはスルーした箇所です。はじめは必ず〈指値〉で安く買うほうをいきましょう!
お隣に〈逆指値〉というボタンが見えますが、今回はスルーでOKです。念のため〈指値〉を押してくださいね。
⑥価格を自分で決める
〈指値注文〉で〈買い〉は成行より下、安い方向に注文を入れます。
板の真ん中に近い方が取引が活発なので、早い約定を望むなら成行のちょっと下ぐらいを狙います。
BTCのようにお客さんがたくさんいて活発に成行付近を上下動していると、秒の差で逆指値になってしまうことがあります。
ケタの多いBTCなどは特にですが、⑦で数字を打ち間違えたら大変なので板の中の希望する数字をポチっとすると入力欄に反映します。
ⓅPost-Only/ポストオンリー
⑦注文レートを入力しよう
⑥で板の中から数字をポチっとして注文レートの欄に反映させるか(安全第一)、
板に見えないもっと下の価格か、
板の範囲で新たな価格を入力するのもOKです。
チャートを見ながら判断するのが良いですね。相場とかけ離れているとエントリーできないことが….
ケタを間違えたら大変だー!
ひとケタ多く数字を入れてしまい、資金にそれだけの余裕があれば約定しちゃうかも!
なので指値注文は『注文レートが命』です。
⑧ボタンを押して注文を確認します
確認省略チェックボックス✅ですぐにエントリー可能。なるべく確認しましょう!
⑨約定を待ちます
メール通知・アプリ通知設定🔔をしておくと約定したら通知されます。
⑩忘れてしまうことがある...
買いでも売りでも、エントリーしたまま忘れてた!ということもあります。
日が経って、欲しいコインがあるのに残高がおかしい…利用できる資産が少ない…そんな時は取引中になってないか確認しましょう!
キャンセルも簡単です。
初めて買った時、指値よくわかんなかったけど、BTC1000円安く買えて嬉しかったんだ!
BTCは激しいからさあ、
1000円ってあっという間よね!
売りと買いが混乱しそう!?
円でBTCを買うとハッキリしていればいいのですが、例えば 「XRP/BTC」と表示していたらどうでしょう。というわけで、お節介なおまけ解説を!
買いなのか売りなのか
Q:持っているBTCをXRPにしたい場合
A:BTCでXRPを買うってことね
ビットコイン、BTCもお金なので(え、そこからですか…)円で買ったBTCで別のコインを買う(時価での等価交換)。
だから「BTCでXRPを買う」というのだ!
Q:BTC/XRPと表示された板のとき
A:BTCを売って、XRPを買う、と読む
BTC/XRPのようにスラッシュで区切られた取引ペアが表示されている場合、前にある「BTC」をどうするか、ってこと。
BTCが欲しければBTCを「買い」板の下で待つ
XRPが欲しければBTCを「売り」板の上で待つ
田中さんが「バナナ」を持っていて「りんご」が欲しくなりました。
取引板発見!
「りんご/バナナ」
現在の価格:「りんご」【2バナナ】
この「りんご/バナナ」板で、田中さんはりんごを「買い」です。
取引板の下の方に指値を入れて、
2りんごを3.8バナナで約定しました!
別の日、田中さんはバナナが欲しい!と思いました。
先日と同じく
「りんご/バナナ」板で
現在の価格:「りんご」【3バナナ】と書いてあります。
今日の田中さんは、りんごを「売り」。
取引板の上のほうに指値を置きました。
2りんごで7バナナが約定しました!
味を占めた田中さんは、バナナの値上がりに期待してウホウホしました。
りんごやバナナは痛んじゃうからガチホはできないよねー!
バナナでビットコインが買える世界線もアリかもよ?